12月・月例山行 夏沢鉱泉アイスギャラリー
実施日:2024年12月7日(土)
山 域:八ヶ岳
行 程:9:15桜平上駐車場→10:00夏沢鉱泉→11:35G4→13:10G3→15:00夏沢鉱泉→15:40桜平上駐車場
アイスクライミングシーズンの始まりなので、例年結氷状態の良い八ヶ岳を探すと、私にとって初めてのエリア、夏沢鉱泉アイスギャラリーが目に留まった。
当日朝、中安さんが軽貨物車で迎えに来てくれ、高速で諏訪南ICへ。蓼科ゴルフクラブのあたりから路面に雪が出てきた。桜平下駐車場を過ぎると勾配が急でチェーンが欲しくなる感じだ。ゲートまで車で登りすぐそばの広場に駐車する。
準備をして9時過ぎに出発。夏沢鉱泉までは通常30分ほどだが、中安さんがゆっくりなため10時にやっと夏沢鉱泉に到着。ここから少し登るとアイスギャラリーの入口があるはずだが、まだ目印が着いていなかったので、少し上まで登って下りながら入口を探す。沢にロープが張ってある所があり渡渉点のようなので、そこに下り対岸へ渡る。トレースはない。
沢に入りアイゼン、ハーネスを付け上部を目指す。段々傾斜が急になりG4のF1が視界に現れる。氷は少し薄いがいけそうなので登ってみる。緩傾斜から急になるあたりで1本ハーケンを打ち、上を見ると氷の幅が狭い垂直部分が数m続いている。手持ちのアイスハーケンが少ないので不安だ。確保する中安さんの「まだ登れないよ」との声もあり、弱気になりここでクライムダウンすることに。中安さんが緩傾斜のところでリードもどきの記念撮影をしたところで、懸垂下降する。60mいっぱい下降したあとはそのまま歩いて下る。
その後G3を偵察するとF1、F2が登れそうなので、装備を背負ってG3へ。緩傾斜のF1出口にハーケンを1本、F2下に2本目、急傾斜の始まりで3本目、終わりで4本目を打つ。滝上にはペツルのボルト2本に11ミリロープとカラビナ3枚のしっかりした残置があった。
中安さんがセカンドで登るが、F2の急なところで腕力が尽きてギブアップ。ルベルソで確保していたのでロープを出すのに苦労した。夏沢鉱泉にもどり登攀具を外し車に戻った。下りはチェーンを装着する。
帰りにスパティオ小淵沢で温泉に浸かり、ドライブイン国界で美味しい食事(チャーシュー麵とカツカレー)を堪能した。
シーズン初めの未発達な氷はあなどれない。次は頑張ろう。
(金丸)