残雪の燕岳

実施日:2025年5月27日(火)~29日(木)
山 域:北アルプス
参加者:石川、勝俣

5月27日
午後吉田を出て夕方穂高駅に着く、駅で明日のバスの時刻表を確認して駅前の何も無い様な町のコンビニで夕食を買い駅近くの駐車場に車を止め車の中で夕食を食べ車中泊をする……
 夜中ものすごい雨
5月28日
昨夜の雨から見てもう今日は駄目かな?と思って目を覚ますと雨は止んでいて曇り空に、何とか行けそうだ。
中房温泉までの林道が途中で崩落していて車両が通行止めになっている為、穂高駅6時45分始発バスに乗り崩落地手前終点まで行きそこから崩落地を15分程歩いて、ここからは中房温泉の送迎車に乗り換え登山口に着く。登山者もパラパラだ。ゆっくり登り始めながら第三ベンチまで進み、その辺りから雪が出てきたので次の富士見ベンチでアイゼンを着ける。合戦小屋で休んだ後、合戦の頭までの急斜面を登りあげる。
後は、はるか上にポツンと見える燕山荘を見上げながら一歩一歩進む、今年は例年になく雪が多かったそうで雪を踏みしめながら歩く、心地良さを味わう。
ゆっくりしたペースだったのでかなりの時間をかけ小屋に着いた。受付で80歳と75歳と記入したら80歳の登頂おめでとうございますと石川さんに記念品が贈られた、嬉しいことだ!!
小屋はかなり空いていて快適な時間を過ごすことが出来た。二人でビールで乾杯して、これまで登ってきた山々の思い出話(69歳と63歳の二人で縦走した西穂高~ジャンダルム~奥穂高は今でも特に印象に残っている)なぞしながら…「今年も山に来れたね~でもこれで最後かもね」何て話しながらゆったりとした時間を楽しむ。今日は一日ずっと曇り空だったけど時折薄日が差して山々の姿を見せてくれた。小屋前からは幸い槍、穂高の雄姿も見る事が出来た。
5月29日
今日は平日の為一日一本の12時41分発(崩落地からのシャトルバス)に乗らなければならない為中房温泉発の送迎車には11時55分に乗る事になる。
時間を気にしながらの痛い膝を庇いながらの下りはかなりきつかった。穂高駅まで降りてきて駅の側のお店で蕎麦を食べる。
今回の山行、膝の不安をかかえながらも何とか行って来れた事に感謝しつつ帰路についた。
(勝俣)



 

2025年05月27日