我が家の裏山、帯那山
実施日:2024年11月9日(土)
山 域:奥秩父山系
参加者:中安
行 程:10:35アヤメ群落登山口→10:40帯那山→11:05奥帯那山→11:20帯那山→11:48アヤメ群落登山口
朝から天気は良い。しかし、遠出して山登りに出掛けるのはちょっと億劫だ。最近、そんな休日が多くなった。では、近場の山へ出掛けよう。我が家の裏山ともいえる帯那山へ行くことにした。
武田神社を通り過ぎ積翠寺を経由し太良峠に至る。そこから水ヶ森林道を進む。軽貨物の我が愛車ピクシスはサードギアで快調に登って行く。
本来の登山口から登れば帯那山山頂まで1時間ほどかかるが、その先のアヤメ群落の登山口から登れば5分ほどで帯那山山頂に到着する。躊躇なく後者を選ぶ。山頂には似つかわしくないコンクリート造りの避難小屋が私を出迎えてくれた。
そこからの富士山が絶景なのである。さすが、国土交通省関東地方整備局によって関東の富士見100景に選定されただけのことはある。ススキ越しに見る蒼い富士山は、秋の訪れを実感するには十分である。
美術館で絵画を鑑賞するが如く、その光景に見惚れて時間の経つのも忘れる。そこから15分で奥帯那山に至る。三角点があるので、こちらの方が標高は高いのだろう。唐松林に覆われて視界はない。写真を撮ろうとして気が付いた。忘れたのは時間ではなく三脚だった。帯那山に戻るとベンチの上に三脚はあった。
下山してもまだ午前中だった。ピエヌという近所の喫茶店でランチを摂る。山から下りた時はいつもナポリタンだ。コクテール堂のオールド5という深煎り豆で淹れた珈琲で食後の余韻を楽しむ。私のマニアックな一日は、こうして黄昏ていった。
(中安)