和名倉山の山行報告(月例山行)

和名倉山(奥秩父 2036m 200名山)

CL内山(章) 榑林秀倫 内山(道) 中澤
2021.11.13 日帰り
民宿みはらし駐車場05:51~山ノ神土07:27~東仙波09:01~和名倉山10:29~東仙波12:30~山ノ神土13:31~将監峠14:08~将監小屋14:15~民宿みはらし駐車場15:22
アプローチは一ノ瀬林道通行止め(来年4月には開通するとのことです)のため落合橋から一ノ瀬方面へ向かいました。「作場平(さくばだいら)5時半集合で中澤さんを乗せた榑林さんの車と合流、榑林車を残置して、内山車で「民宿みはらし」に6時前に着きました。庭の駐車場は満車に近く5台目にしてギリギリセーフ、周辺にも駐車指定場所は散在しているようですが暗くて分からず少し焦りました。まだ早いので料金500円は後払いとさせていただきました。
足元がまだ暗い中出発し民宿前の坂を50m下ると左側に登山道入口(ロープで車道を閉鎖)があります。大荷物でゆっくり進む学生山岳部(たぶん)を軽快に追い越して「牛王院下(ごおういんした)」、車道から離れて左の七ツ石尾根に入りました。すぐに薄明るくなり結局ヘッ電は使いませんでした。やがて樹林越しに日が出てきました。
「牛王院平」付近はシカ柵のある広い笹原状で富士山が見えてきます。
「山ノ神土(やまのかんど)」の分岐から和名倉山に向けて右に進路をとると急に笹が濃くなり、ちょっとした不安を感じます。左の笠取山方面はいい道ですが。
笹は深いのですが、これより展望がよくなってきます。「西仙波」を通り越して小休止。やがて「東仙波」、この辺りは笹が低く好展望が続きます。東仙波からは尾根通しに直進でなく左の木々の中へ直角に曲がって下ります。先行の登山者が正面の尾根から戻ってきて「間違えた」と言っていたので分かりましたが、誰もいなければ間違えそうです。
古い集材線(ワイヤーロープ)があちこちに残っています。今となればゴミですが、その昔、ダイナミックな林産活動があったのだろうなぁと感慨深くもあります。
「川又分岐」の標識は、右方向へ、「八百平(はっぴゃくだいら)」付近は地形の特徴が少なく迷いやすかもしれません。「二瀬(ふたせ)分岐」は右へ、一部カラマツの幼樹が密生しています。どうしてこんなに生えているのでしょう?念願の和名倉山は樹林の中ですが大休止とします。
帰路は元来た道を戻ります。よく見ると気付かないくらいの雪が少しだけありました。日陰は寒いと言えば「寒い」という感じです。赤っぽい石は赤色チャート、付近には褶曲した露岩があります。
東仙波で小休止、続いて山ノ神土で小休止、牛王院平からは将監峠(しょうげんとうげ)へコースをとることにしました。峠へはシカ柵横の防火帯を進みました。将監峠から笹原の中の登山道を下ると、あっと言う間に将監小屋、テント数張あり、水が豊富でトイレはバイオ、谷間ではありますが明るいテン場です。ここからは意外と長い林道歩きで「民宿みはらし」に到着しました。おばちゃんに駐車料金500円払って、お茶と花豆と漬物と楽しいお話しをいただいて、お疲れさま!です。素晴らしい好天に恵まれ、笹原、コメツガ林、カラマツ林など変化に富んでいて、アップダウンが少なく、しかも道中は抜群の展望でした。

2021年11月13日