南アルプス 尾白川ガンガノ沢 錦滝(アイスクライミング)

実施日:2月26日(土)

参加者:金丸祐司、中安正議、榑林秀倫、渡辺直樹、岩間修(雪稜クラブ)

今シーズンは氷の状態が良い。予定が空いたので22日火曜日にアイスクライミングの声掛けをした。すると、先週の滝沢大滝のメンバーが賛同し、そこにさらに榑林さんが加わって5人で行くことになった。場所は複数のエリアがある尾白川下流域にした。本命はガンガノ沢錦滝。だめならガンガノ沢F2か、平田ルンゼあたりか。尾白川下流域は私にとっては17年ぶりである。
7時半に甲府エルクに集合。中安車、榑林車に分乗し出発。登山口までの林道には雪の轍があり、時々車の腹をする音がした。
9時前に登山口のゲート前着。既に4台の車があった。中安車から装備を取り出し、バックドアを力強く閉めた。その時、ゴンと鈍い音がして、私の頭とバックドアがぶつかった。痛いな、と思い頭を触ったら妙にへこんでおり、手を見ると血がついていた。顔に血が流れてきたのでハンカチで抑え様子を見ていた。出血が治まったようなのでこのまま登ることにしたら、中安さんが消毒液とガーゼで応急処置をしてくれた。登攀以外では頼りになる男である。9時過ぎにゲート前出発。轍をトレースする。今日は暖かく、途中でアウターを脱ぐ。晴天で甲斐駒ヶ岳が綺麗に見える。約1時間で錦滝に到着。東屋の前にはテントが1張あった。先客の5人パーティーが右側をトップロープで登っている。我々は左側を登ることとし、金丸がトップロープをセットしに登山道脇から滝上へ登った。10時半頃から登り始める。今回の滝は最近の会山行で行った、金ヶ窪沢、ドミノ沢、醤油タルの滝、滝沢大滝などよりも急で、1グレード難しい。金丸、岩間、中安、榑林、直樹くんの順で登る。中安さんは新調したアイゼンやバイルに助けられ、なんとか登った。私と岩間さんは2回目、難しい左端ルートをカウンターバランスで登った。榑林さんは縦走用平爪アイゼンで、1回目は苦戦していたが、さすがフリークライマー、2回目はスムーズに登っていた。直樹くんも2回目は比較的スムーズに登った。各自2回登ったところで昼食。
私が病院に行きたいので、ちょっと早いが13時過ぎに下山。中安さん待望の温泉も割愛させていただき、15時半エルク着。その後病院に行くと、比較的深く切っていたようで五針縫うことになった。中安さんが、山に登るときには常にヘルメットを被るように言っていたが、そうすれば良かったと思った。あれ、でも、まだ山に登る前だったのでは……。

2022年02月26日