キリマンジャロ紀行

実施日:2024年12月20日(金)~29日(日)
山 域:タンザニア
参加者:渡辺

転職が決まり有給休暇消化で1ヶ月ほどの休みができたのでせっかくなのでキリマンジャロへ。
12月20日出発のツアーに申し込めるかツアー会社のアドベンチャーガイズに問い合わせしたのが11月26日、電話にてタンザニアのビザ申請に2週間ほどかかるので最短で動けばなんとか間に合うので申込はできるが、万が一ビザの発給が間に合わなかったら当日キャンセルでツアー料金の50%がキャンセル料でかかりますがいいですかと確認される。最悪成田空港まで行ってキャンセル料35万払って帰ってくる可能性にちょっと戸惑ったが、なんとかなるかなと思ってそのまま申込み。次の日に甲府のパスポートセンターへ向かい申請し12月4日に最短でパスポート受取り、ビザ申請の為にパスポート写真をツアー会社にメールで送信し、ビザ申請の手続きをしてもらった。その後ビザが間に合うか悶々としながら過ごしツアー会社からビザ発給の連絡が来たのは12月19日夜、出発日前夜になってようやく行けることが確定した。
12月20日夜、成田空港集合で他のツアー参加者と合流。今回のツアーはツアー参加者6名、ツアーリーダー1名の総勢7名。成田空港を夜出発し、機中泊しカタールのドーハを経由してキリマンジャロ空港へ、入国審査の時にツアー会社から渡されたビザを見ると16日に発給されている。ビザ発給まで悶々としていただけにちょっとイラっとした。キリマンジャロ空港から車で1時間ほど移動しモシのホテルで一泊。
12月22日モシのホテルから車で移動しキリマンジャロの登山口マラングゲートでランチを食べて出発、7名に対してガイド3名、シェフ1名、ウェイター1名、ポーター13名の総勢16名が同行。着替え・寝袋等の荷物は全部持ってもらい日帰り装備で樹林帯を歩く。途中荷物を運び終えたポーターが2名下ってきて合流しザックを持ってもらい空身になってマンダラハット(2,700m)に到着、マンダラハットにて小屋泊。
12月23日マンダラハットを出発し樹林帯から草原へ、灌木帯を経てホロンボハット(3,720m)にて小屋泊、この日だけちょっと雨に降られる。12月24日、高度順応のため標高4,000mほどのゼブラロックまで登り、ホロンボハットにてもう一泊。12月25日ホロンボハットから砂漠帯を経てキボハット(4,703m)へ、この日は早めに夕食をとり少し仮眠をとり23時半ごろ山頂へ向け出発、ゆっくりしたペースで山頂を目指すも2名が遅れはじめガイド2名が同行するかたちになり、残りの5名とガイド1名の6名で行動することとなった。分かれて行動するようになり標高5,200mを超えたあたりから高山病の症状が出始め吐き気がするようになる。高山病の症状に苦しみながらもギルマンズポイント(5,681m)へ到着、ここからチェーンスパイクを装着、ステラポイント(5,730m)を通過しウフルピーク(5,895m)に登頂。苦しいのと達成感でちょっと泣きそうになる。
周りを見渡すと雲は遥か下に、温暖化の影響でなくなると言われている氷河も見える、このバカでかい氷河がなくなるとはちょっと信じられない。山頂で写真を撮って下山。途中大砂走ののような道で調子に乗り走って下って気持ち悪くなる。この日はホロンボハットまで下ったが吐き気が収まらず夕食は食べられなかった。調子に乗ったらいけないなと思った。
12月27日ホロンボハットからマラングゲートへ、ゲートをくぐる際またちょっと泣きそうになる。ゲートからアル―シャへ向かいホテルで一泊。
12月28日アル―シャのホテルからサファリ(別料金150$)へ、特注のランクルで野生のキリンやシマウマを見てから空港へ向かう。ドーハを経て成田空港へ。12月29日夜、成田空港へ到着し今回のツアーが終了した。
今回の山行は、金丸さんに転職の話をしたときの「キリマンジャロ行ってくればいいじゃん」の言葉を契機にノリと勢いで急遽決めたものだが、初めての海外登山としてとても貴重な体験となり、忘れられない思い出となりました。

 

(渡辺)

 

2024年12月20日