会津磐梯山~翁島登山口から~
実施日:2022年7月30日
山 域:東北の山
参加者:内山章、内山道子
会津に旅行の用事があったので、ついでに磐梯山に行ってきました。
磐梯山に登るルートは数多くあるようですが、一般ルートでも比較的アルペン的だという翁島登山口からのルートを選びました。前泊した会津若松から磐越西線で猪苗代駅へ行き、硫黄採掘の軽便鉄道や昭和天皇お手植えの松などお話を聞きながらタクシーで登山口に向かいました。
ここからスキー場の脇を出たり入ったりしながら登っていきます。トチノキのように大きな葉っぱのコシアブラ、クロモジも、葉が大きくオオバクロモジかと、福島県だけど日本海側チックな植生。少しの鎖場もあるけど怖くはない。
やがて植物の背丈も低くなり露岩の登りとなる。でも平衡斜面なのでやはり恐怖感はない。この間、ギボシやセリ科SP、シャジン系、イブキジャコウソウ、コケモモなどなど、見ていて飽きません。そういえば亜高山帯が欠如していて日本海側っぽい。
頂上直下に「岡部小屋」、エアリアマップと位置が違うみたい。頂上は登山者の嵐、100人くらいは居たでしょうか。裏磐梯方面に下ると弘法清水小屋、ここも多くの登山者で賑わっています。ここから先はぐっと人が減りました。どうやらメジャールートではリフトが運行していたようです。
銅沼(あかぬま)から見る「いわゆる裏磐梯」は荒々しく見事でした。裏磐梯高原バス停で一時間半、程よい待ち時間、檜原湖の湖畔で生ビールとラーメン。再び会津若松に戻り別便で来た息子の拡杜と合流してもう一泊。
翌早朝、貸自転車で「鶴ヶ城」を見学して、所期の目的の用事を済ませて帰りました。時間切れで中安会長から勧められた野口英世記念館に行けなかったことは残念ですが、楽しい山旅となりました。「ならぬものはならぬものです(会津藩
什の掟より)」
(内山章)