養老山
実施日:2025年1月2日(木)
山 域:養老山
参加者:榑林
今年の正月、浜松と彦根に用があり、そのついでにちょいと山登りを計画した。ただ、時間に余裕があるわけでは無く、岐阜の養老山に登ってみることにした。1000mに満たない山だ。
養老乃瀧という居酒屋チェーンがあるが、養老の滝というのは実在し、今回の登山はそこからのスタートとなる。高速道路を西へ向かうと曇り空の下、雪をかぶった伊吹山が厳しげな姿を見せ、若干ビビる。養老山地はその手前の低い山で、高速を降りて近づくと、その姿は河口湖辺りからふと尾根を見た感じに似ている。
駐車場から歩きだすと、滝の手前に養老神社という神社を見かけたので立ち寄り、今年の初詣とする。正月だが人気はない。養老の滝は養老山地という小規模な山地にある割には立派なもので、季節によっては観光客で賑わうに違いない。
登山道にはいると一般的な急坂で、これを登り詰めて稜線に出た地点を笹原峠という。この辺り、年末に降った雪が積もり、風が冷たい。奥側の山が養老山地最高点の笙ヶ岳であるが、今日は登頂を割愛した。
その南、小倉山への登りになると、なぜか公園のような道になる。濃尾平野を一望する尾根道である。辿り着いた小倉山頂上はさらに公園化されていた。晴天ならさぞ絶景が楽しめることだろう。そこから僅かで目的地の養老山である。小倉山とは対照的に養老山の山頂は狭いし景色もよくない。あまり長居してもしょうがないし、時間もあまりない。すぐに下山を始める。
冬の日の、知らない土地でも寂しげな山を歩く。それも悪くないものだ。今夜は大垣に泊まる。
(榑林)
