3月・月例山行 根子岳&四阿山バックカントリースキー
中安さん発案の全国旅行支援クーポンを利用して の月例山行としては異例のホテル泊。(なんか、、贅
沢だなぁ。。) ところが当の中安さんのご親族に不幸 が発生。中安さんからキャンセルの申し出あり。 「ど うする?」由起子さんに打診すると「私は行きたいです」
との返事。「じゃぁ、二人で行きましょう」根子岳も四阿 山も危険な所は無いし、ルートもはっきりしているから 大丈夫、と思うよ……(行ったのはずい分昔だからあ
てにならん? かな?)4 日朝、5 時半に由起子宅へ。私は一人で行くのは 問題ないが、他人を乗せての遠出は年齢的にも辞め ることにしてる)由起子さんに車出してもらい運転もお
任せ。
ナビで出発点の奥ダボススキー場を目指すが、ナ ビの“目的地に到着しました”……? ん? スキー場
なんて無い、別荘地の外れみたいだよ? 少しウロウ ロ走って見るがそれらしきは見当たらない。スキー場
に電話入れてやっと辿り着いた。 1 回券 500 円を買って第一リフトで上へ。 ところが 私がリフトからストックを落としてしまい、登り直すこと
に……。何十年とスキーをやって来て、ストック落とす なんて初体験だ!(やっぱ、歳かなぁ、こんなうっかり ミスするなんて)
約 30 分遅れで由起子さんを待たしてしまいやっと 出発。コースはスノーキャットのキャタピラ跡があり、 ゲレンデスキー場並みに圧雪整備されているので迷うことなくゆるゆるとスキーシールで上がって行く。ス
ノーキャットで上がった人たちが時々滑り降りてくるが、 二人でせっかくだから天然バーンを滑りたいね~と話 す。由起子さんはスキービンディングが調子悪く遅れ
気味だが、今日は急ぐわけでも無いし、天気も良いの で下山ルートを確認しながらのんびり。(後で分かったがビンディングのストッパーがきちんと収納されてな
かったのだ)
しかし、次第に雲が広がり風も出てきて時々ガスに 覆われる。期待していたモンスターは成長が遅いの
か、時期がずれたのか、ちょっと物足りない感じ。スノ ーキャット終点から急な道を 15 分ほど登って祠のあ る根子岳山頂。歩き始めて約3時間。幸いにも晴れて
暖かいので風をよけて昼休憩。 下山は……久しぶりの滑走、大丈夫かなぁーと、ち ょっと不安。木にぶつからないようまばらな所を探しな がら下る。次第にガスに掴まり周りが見えなくなり、
時々立ち止まって一瞬のガスの切れ間で方向や周り を確認、膝、腿コントロール出来なくなって転んでは由 起子さんに助けてもらう。コースを確認しながらリフト乗り場へ。ほとんど見え
ないホワイトアウト! 暫く休んでからゲレンデをリフ トに沿って降りて行くが、方向、バランス、平衡感覚、 ほとんど無く足も疲れて転んでばかり。何回も由起子
さんに引っ張って起こしてもらい、介護老人だね、と。 トホホ……です。やっと車へ。 中安さん指定のホテル富士屋へ。思ったより大きな ホテル。板や靴を乾燥室に入れ、受付をして部屋に案内される。大きい部屋で二人では広いね、温泉ではないがお風呂に入り夕食。今日の宿泊者は我々と他に
男性二人の 4 人だけ。土日でこの客では大変だね~。 たったこれだけの客のために光熱費など設備投資、 厳しいね。 「私、今日の調子では明日は行けないかも?
下で待 ってるよ、由起子さん一人でも大丈夫だよ」 「え~~、行けるところまで行きましょうよ」と言いなが ら就寝 zzz・・・
5 日、朝食も品数多くお腹一杯。今日の天気は風も 無く穏やかな晴れ。四阿山登山口の“あずまや高原ホ
テル”駐車場へ。満車状態! こんなにいるの? ほ とんどが登山者のようで板担いでるのはこの時間で
はいない。今は閉鎖中のホテルの横の舗装道路を板 担いで歩く。すぐ上で除雪が終わり雪道になり、私は
シールで歩き、由起子さんはザックに括り付けて担ぐ。 両側別荘地の一本道を緩く上がって行くと、目の前 開けた牧場に出た。由起子さんもシールで歩く。青空
に雪原が眩しい! 先行者が数人見える。草が出ている所もあって例年より雪は少ない感じ? 広い牧場 の景色を見ながらのんびり歩く。白い山並みのアルプ
スが広がる。やがて有刺鉄線に沿って牧場脇から山 道へ。帰りのルートを探しながら上がって行く。傾斜が 増してくると私は昨日の疲れもあり遅れ気味、由起子
さんに私は山頂行かないから先に行って良いよ、と言 ってゆっくり後を行く。下山してくる登山者やスキーヤーと度々すれ違う。山頂直下は岩が多く板で登るのも、
下るのも難しそうだし、私も疲れたので下で待つこと にして陽だまり休憩。まもなく由起子さんも戻ってきた。 やはり岩が多く山頂まで行かなかったと言う。
下山は疎林を探しながら、木に激突しないよう注意 深く滑り降りる。昨日とは違って天気も良いし久しぶり の山スキー、ツリーランが楽しく、雪の感触が心地良
い! 時々立ち止まって由起子さんと合流、ルート探 す、を繰り返し牧場に出た。陽だまりでのんびり休憩。車に戻ると満車だった駐車場には我々の車と他に
1 台だけ残ってた。中安さんの予定だった日帰り温泉湯楽里館に寄るが混雑。私はここ何年も経験しなかった “靴擦れ”が皮剝けして痛く、手で押さえて湯に浸かるだけでお終い。帰路は由起子さんにお任せで富士吉田へ。今回は運転も道路も頼りになる由起子さんに全部
お任せで楽させてもらいました。年寄りにお付き合い、お疲れのところありがとうございました。スキーも心配 なく上手です。 帰り、富士吉田は湿った雪が降り始め、瞬く間に道
路も積雪。峠を心配しましたが道志は雨でした。 (石川敬子)