冬山合宿 青笹尾根

実施日:2026年1月11日(日)~12日(月)
目 的:冬山合宿
山 域:奥秩父山系 破風山 青笹尾根

1月11日
2025年度御坂山岳会冬山合宿は年明けの3連休を利用して南アルプス塩見岳を計画していた。その連休中、山の天気は荒れるという予報がもたらされた。でもヤマテンのことだから、どうせ厳しめの予報を出しているのだろう。そうはいっても、テントの中に閉じこもって過ごす状況を想像するとやりきれない気持ちになる。計画を大幅に縮小し、3連休の後半2日間で奥秩父破風山の青笹尾根に計画を変更した。ただこの冬、晴天続きで奥秩父には雪はない。連休初日に日本海低気圧に伴った寒冷前線が通過するはずだから、この寒冷前線が雪を降らせてくれるに違いない。
1月11日の朝、乾いた防火帯を登る我々の姿があった。見渡す限り雪はない。今夜の宿泊予定地、破風山避難小屋で炊事用の水を確保できるか懸念されるしまつ。私は去年2月にこの尾根を登った経験がある。したがって、だいたいの行程は承知している。踏み跡を見失わないように尾根を忠実に進む。
尾根上部にはたぶん縞枯れ帯と思われる倒木地帯があり、このあたりから道を探すのが難しくなる。前回はどうも間違っていたと思う。稜線直下に岩礫地帯があり、ここはこのコース随一の展望地。しばし休憩をとる。破風山頂上はどうってことない場所。
ただ、一言申し添えるならば、埼玉県の看板が目立つ。山梨百名山の標識がみじめに思える。この山域の甲武信ヶ岳から東側の稜線はほぼ埼玉県にやられている。翌日登頂した木賊山山頂の看板は頂上の南側、すなわち山梨県の領土に埼玉県の看板がある。埼玉県がいかに強大であろうとも、敵の看板を引っこ抜いて設置しなおす毅然たる態度が必要ではないだろうか。
雁峠から東は東京都にもやられているのかな。東京都はまだ始まっていないのに。水源地保全のためにお金をかけているからしょうがないか。
破風山避難小屋は小広い鞍部に建っている。計画ではテント泊。だが、小屋の中はきれいだし、ストーブがあり、用意がいいことに髙柳隊員が焚き付け用の燃料を持参しているということだったので、今夜は小屋で泊まることにした。
夕飯は髙柳隊員が用意してくれたカレー鍋をおなかいっぱい頂いた。残念ながらストーブの火力が足りない。燃料が乾ききっていなかったのか、ストーブの構造上の問題で酸素の供給が足りないのか。
夜、小屋の外では強風が吹き荒れ、音がすさまじかったが、鉄骨構造の小屋はびくともせず、安心して一夜を過ごすことができた。
1月12日
 翌朝は美しく晴れた。この風景を見るためこの小屋に泊まったようなものだが、寒さには勝てず、出
発は7時過ぎ。
 避難小屋から木賊山まで1時間程度のつもりが1時間40分を費やしてしまった。日本百名山という大ブランド山岳である甲武信ヶ岳を割愛し、戸渡尾根を下山した。髙柳、直樹両隊員はチェーンスパイクを装着してさっさと下っていくが、私はチェーンスパイクという発想がなかった。それを今考えると、青笹尾根より戸渡尾根のほうが雪が多かったように思う。おなじみの西沢渓谷には正午ころ降り立った。
(榑林)



 

2026年01月11日