7月・月例山行 伝丈沢 沢登りと岩魚釣り
実施日:7 月 8~9 日
参加者:金丸祐司、中安正議
山 域:奥秩父山系
7月の月例山行として沢登りを企画した。沢登りの楽しみは多々あり、滝の登攀、泳ぎ、ナメ歩
き、釣り、焚火、岩魚料理などなど。今回、釣り、焚火、岩魚料理を中心に多くの人へ楽しみを伝え
るべく、あれやこれやと考えていたが、結局中安さんと二人だけとなった。残念。
朝7時半に中安宅へ迎えに行く。天気は良くないので、日曜日は早めに下山したいところだ。相
談した結果、釣りに専念することし、八幡山登頂は断念することを選択。8時半に登山開始。林道から伝丈沢へと入る。しっかりした踏み跡をたどるので快適に進む。途中、炭焼き窯跡をいくつも目にした。中には直径5mほどもある大きなものも。2時間ほど歩くと、大滝下の二俣へ到着。少し下に宿泊適地があったので、引き返し泊まることとした。11時宿泊地着。タープを張り、焚き木を集めたら、いざ釣り開始。中安さんは知人から釣り道具を貰ってきたと気合が入っている。気合のわりになぜか餌は持ってきていないので私の餌を付け、中安さんは意気揚々と沢へ釣り糸をたらした。私も少し下流で釣り始める。早速小物がかかる。針がうまく外れなかったので、リリースは断念し、骨酒用としていただく。続いてまた1匹、今度は23センチと塩焼きサイズだ。中安さんの様子を見ると、糸が長いようで苦戦している。糸を短く調整して仕切り直し。その後また1匹、今度は27センチ、これは刺身用だ。その後中安さんの上
流で1匹、下流で1匹、いずれも23センチ。これで刺身用2匹、塩焼き用2匹、骨酒用1匹、計5匹釣ったので、竿を収める。食べる分だけ釣るのが原則だ。中安さんはその後も粘っていたが、結局ぼうずであった。渓流釣りは経験がものをいう。私も釣り始めの頃はなかなか釣れず、悔しい思いをした。
さて、焚き木の長さを揃え、太さ別に仕分けたら、着火。前日の雨にも負けず、ベニヤ板で仰ぐと、真っ白い煙の中に赤い炎が見えだした。火の番を中安さんに頼み、その間に岩魚の刺身を作る。さばいて残った頭や骨はアラ汁にする。下準備が終わったら、宴会の始まりだ。山の中で食べる岩魚はうまい。刺身を食べつつ、木の枝を串に削る。岩魚に串を刺し塩焼きに。牛肉の角肉やチーズも串に刺し燻す。小さめな岩魚を燻したら日本酒に入れ骨酒に。贅沢な食事をいただき、19時過ぎに就寝。19時頃降り出した雨は、夜半に強くなり、タープの中にも雨が降っていた。翌日、雨がほぼ止んだ6時に出発。7時20分
に車へ戻った。中安さんは気合いを入れて渓流釣りを始めるそうだ。次回は期待しています。
(金丸祐司)