黒金山の山行報告「6月月例山行」

参加者 : 勝俣和子 CL 内山章 内山道子 榑林秀倫荒井寿子 鈴木文代 渡辺徹臣 内山拡杜(非会員)
行程 黒金山登山口8:55-牛首のタル10:35-11:15黒金山 12:05-牛首のタル 12:25-黒金山登山口着13:35
6 月の月例山行は甲武信ヶ岳(十文字峠~千曲川源流コース)で募集をかけていたが中々参加希望者が集まらない状態だった。創立 72 周年記念行事の二次会でもっと短い行程だったら行きたいとの声があり、どこからか黒金山の案が聞こえてきた。すかさず榑林副会長兼山行推進部長が「黒金山に計画変更!」との情報を流し始めた。酒の席で山の予定が決まるというのはよくある話であるが、普通は酔った勢いで身の丈以上の無謀な計画を立てるものである。今回の計画変更は皆冷静だったようだ。
さて、総勢 8 名とそこそこ集まったメンバーの中で榑林さんが山梨チーム 5 人の集合担当を買って出てくれた。東京チームは内山家族3 人である。「道の駅花かげの郷まきおか」を山梨車、東京車の集合場所としたが、思いのほか道路状況が良くなっていて山梨車はかなり早く着いたようだ。東京車もフルーツラインを利用して順調だったが西関東道を利用した山梨車はもっと早かったということである。
乾徳山林道上の黒金山登山口までは2車のまま向かうこととし、まずは大平高原まで一番新しい20年ほど前の記憶を持っている榑林さんの山梨車が先行する。乾徳山林道へ入ると未舗装でかなり整備されているが腹が摺りそうで慎重な運転になる。黒金山登山口駐車場の先客は2台ほど、十分なスペースがあった。この車の数からすると人気のコースでは無さそうである。
コース序盤は緩やかな登り、動物たちのヌタ場、ちょっとした湿地や小川の端のクリンソウなどを眺めつつ開放感のある尾根に出て小休止。自然にできた隊列は先頭が内山、次に荒井さん、鈴木さん、和子さん、榑林さん、徹臣さん、拡杜、最後尾に道子の順である。アップダウンが少なく尾根の西側を巻くようになると牛首ノタル、ここでもう一度小休止、さわやかな草付きの小さなコル。このあと少しの頑張りで黒金山山頂に到達、樹林の中に標柱のあるつまらない山頂に思えた。が、数メートル進むと遮るものがないほど視界が開け、圧巻の奥秩父、大パノラマであった。眼下にはクロベやコメツガの絨毯、思い思いに大休止をとる。ピストンの帰路には安心感がある。牛首のタルを越え再び尾根に乗った明るい樹林で小休止。このあとは休みを取らずに登山口の駐車場に降り立った。皆で鼓川温泉に立ち寄り解散した。多くの意見でまとまった黒金山、よい山行であった。(内山章)

 

2022年06月18日