冬山合宿 常念岳東尾根

実施日:2024年1月2~3日 
山 域:北アルプス
参加者:渡辺直樹(CL)、内山章、榑林秀倫、羽田隼人


昨シーズンから冬山を始めた羽田隼人が10月の鋸岳の月例山行の時に、今シーズンはテント泊で雪山に行きたいとお願いしたところ、渡辺直樹君がそれなら常念岳東尾根どうですか? と提案してくれて計画が決まりました。冬山テント泊、当初の計画だと1月3日、4日だったが天候が悪く1月2日、3日に変更になり、変更日程なら内山さんも参加できることになり4人で行くことになりました。
1月1日夕刻に起きた能登半島地震の詳細もよくわからない1月2日5時に世志自動車に集合し内山さんのハイエースで現地へ。途中運転を代わろうと思っていましたが、ウトウトしてしまい気が付いたらもう梓川SA近く、梓川SAで内山さんに運転代わりましょうか? と聞いてみたものの、もう近くだから大丈夫と。すみません寝てしまいました。
内山さんの運転で安曇野の日帰り温泉ほりでー湯の近くの登山口に到着、車は5台ほど駐車、今シーズンは雪がまだ少ないようで登山口には全く雪がない状況。雪のない登山道を大汗をかきながら登っていきます。

 

1500メートルを超えたあたりから少し雪がでてきましたが、途中の藪漕ぎの箇所の雪がなく厳しい藪漕ぎとなりました。藪漕ぎの先あたりで下山の方とすれ違い状況を聞くと、上は腰まで埋まってしまい山頂は諦めて撤退してきたとのこと。そんなに厳しいのかと4人で少し落胆。そうこうしていると今日のテント場予定地に到着。整地をしテントの設営をして、食料担当の榑林さんの美味しいご飯をいただき早々1日目は就寝しました。

2日目はまだ暗いうちの5時に出発、森林限界を超えたあたりでトレースがなくなり、先行者はここで諦めたのかと。ここからトレースなしを交代で進みます。明るくなりはじめ東の空からきれいな日の出が見えました。前常念の手前の厳しい岩場を内山さんが先行してくださり、ガシガシと進みます。ようやっと前常念に到着。前常念からの素晴らしい穂高連峰が疲れを癒してくれます。ここまでくればあと一息。風と雪がおりなす自然の風景シュカブラがきれいななか常念岳山頂までの稜線を進みます。山頂直下は雪が締まっていて歩きやすい感じでした。

いよいよ山頂に到着。槍ヶ岳もばっちり見え、北アルプスを一望出来ました。山頂は風があるので早めの下山。日の入りまでに下山できるか。下山はトレースがあるのでガシガシ下っていきます。テントを回収しさらに下山、雪が少なくなりスリップしそうな箇所も榑林さんがガシガシ下っていきます。
林道が終わり道路に出たとこで少しホッとしましたが、ここからの道路が長い。ようやっと車まで下山。ほりでーゆに入浴し、安曇野のお蕎麦を食べ、隼人と直樹の運転で富士吉田に帰宅しました。天候もよく最高の山行となりました。


(羽田隼人)

2024年01月02日