富士山周辺登山道散策(精進口登山道、死人道、船津登山道)
実施日:2024年9月5,11,18,20日
参加者:金丸
富士山周辺は仕事のからみで歩くことがあった。今年度の月例山行の予定であった死人道で興味がわき、主だったコースを歩いてみることにした。
①精進口登山道上部(9月5日)
コース: 精進口登山道一合目 (天神峠)~五合目~御庭~奥庭~三合目~精進口登山道一合目
精進口登山道一合目は鳴沢林道沿いにある。9時前に出発。登山道は勾配が緩やかで幅が広くとても歩き安い。一時間弱で二合目の富士林道に到着。さらに一時間弱で三合目の船津登山道と合流する。ここからは昔バスが走っていたので、今でも四輪駆動の車なら走れるのではないかと思えるほど幅の広い登山道となる。四合目の廃墟を過ぎ、12時半過ぎに喧騒の五合目に到着。ここから御庭までトラバースし、奥庭を散策。あいにくの曇り空だ。奥庭から倒木の多い登山道を三合目まで下り、来た道を引き返す。15時に一合目へ到着。
②死人道(9月11日)
コース:馬返し~死人道経由~五合目~北東尾根経由~馬返し
榑林さんから死人道の赤線が入った地図を頂いたのでトレースする。9時馬返しを出発。三合目半のあたりまで吉田大沢左岸の踏跡をたどる。ここから赤線を参考にトラバースを開始。地形的にはどこでも歩けるので、できるだけ踏跡らしきところを探して歩く。道が判然としていないので、万人向きにはならない感じだ。五合目直下でやっと登山道らしくなった。13時に小御岳神社のベンチで昼食を取った後、道のない北東尾根を下山することにした。尾根上はまあまあ歩きやすいが、2196m付近は藪が濃いので右側を巻く。北東尾根を1800m付近まで歩き、東側へトラバースするがこのあたりは道がはっきりしない。1730m付近から道がはっきりし、1650m付近からはしっかりした作業道となる。一合目付近で来た道へ渡り、16時過ぎに馬返しに到着。
③船津登山道(9月18日)
コース: 船津登山道登山口~三合目 (精進口登山道合流)~四合目~船津登山道登山口
登山口は船津林道終点。9時に出発。昔のバス道なので道幅が広く分かりやすい。10時過ぎにスバルラインを渡る。 国土地理院地図に記載のある縦道を探すが見当たらないので、バス道を歩き三合目へ向かう。道は明確だが倒木がかなりありとても歩きにくい。
三合目で昼食をとり、四合目からは国土地理院地図に記載のある縦道を下るが、50m下ると道が分からなくなる。HPで見つけたほぼ直線に下る道の目印が目に留まったので、トレースする。注意して見れば目印がつながっているので歩くことは可能だが、倒木が多く歩きにくい、この道は1400m付近まで続いており、
そこからは来た道を下る。15時過ぎに登山口に到着。
④精進口登山道下部(9月20日)
コース: 精進湖~精進口登山道~一合目~大室洞穴~富士風穴~本栖氷穴~精進湖
精進湖畔の駐車場に車を置き、8時過ぎに出発。地形が緩く歩きやすい。1000m付近に東へ向う枝道があった。国土地理院地図に記載のある1040m付近の道は分からなかった。9時半に国道を渡り、一合目の天神峠に11時に到着。下山は大室洞穴を目指すが、一部道を失う、大室洞穴は説明看板があるが洞穴自体はぱっとしない。すぐ下にある富士風穴はよく整備されている。本栖風穴付近で道を見失う。周辺を探していると本栖氷穴を見つけた。ここから戻るのにも道を見失い手間取った。下山は本栖湖へ続く道を探したが見当たらず、やむを得ず来た道を引き返す。15時過ぎに精進湖へ到着。
今回の登山で分かったことは、国土地理院地図に記載されている登山道は信用ならないということだ。
(金丸)