富士吉田市民スポーツ祭り バスハイキング 入笠山

実施日:2024年5月26日
山 域:南アルプス 入笠山
参加者:渡辺直樹、中安正議、石川敬子、鈴木文代、柏木正明、羽田政人、羽田早衣子、横山秀敏、齊藤康平、金丸祐司、舟久保元孝、内山章、勝俣和子 他一般参加者64名、総勢77名
行 程:富士吉田市役所7:40→9:05八ヶ岳PA→10:00沢入り駐車場10:20→11:20法華道→11:40マナスル山荘→12:45入笠山13:50→14:30山彦荘14:55→入笠湿原→16:05沢入駐車場16:15→17:20双葉SA→18:20富士吉田市役所

 

 

去年の市民バスハイキングは梅雨に入ってしまい当日は雨となったので、今年のバスハイキングは梅雨入り前の5月最終週での開催となった。幸い高曇りで途中ぽつぽつと雨が降り心配したが本降りとはならず、ほとんど濡れることなく1日の行程を終えることができたので胸を撫で下ろしている。
沢入駐車場に着いてトイレ休憩には長蛇の列、参加者に女性が多いのでトイレ休憩は余裕をもって行う必要がある。朝の準備体操は慣れたところで横山さんに主導してもらう。


スタートして10分もたたないうちに1人が遅れ始めた。当人は「置いていって欲しい」とのことだがそういうわけにもいかず、会員3人が付き添いVIP待遇となって登山を続行することになった。様子を見るにこの人は両足に痙攣を起こしており、山頂には行けないかなと思っていたが、遅れてへばりながらもなんとか山頂に辿りついてひと安心。
マナスル山荘ではギターとサックス、ベースの演奏会が開かれていて休憩中にのどかな時間が流れていたが、マナスル山荘から山頂までの岩場ルートの急登に参加者はこたえていた。しかし、疲れていても山頂に着くとみなさん笑顔になっていたのでよかった。


天空には青空が見えていたが、富士山や北アルプス方面は雲で隠れており、残念ながら360度の大展望とはいかなかった。ゆっくりと昼食を摂り、全員で記念撮影を行い、下りは傾斜の緩い岩場迂回ルートへ。
行きは最短コースとなるように樹林帯の中を登ったが、帰りは余裕があったので獣害防護柵に囲まれた花畑の中に入り、高山植物を鑑賞しながらジグザグ道を下る。楽しみにしていた入笠湿原のスズランは、今年は開花が遅れており、まだ蕾であった。


入笠湿原からは来た道と同じ道を下る。来る時には気が付かなかったが、よく見ると道の周りは手入れの行き届いた見事なカラマツ人工林だ。
先頭と最後尾はかなりの間隔が開いたが、全員無事に沢入駐車場へ下山した。行程的には1時間ほど遅れて富士吉田市役所に帰着し、市民バスハイキングは無事終了した。なお、帰りのバス車中で参加者の一人から御坂山岳会への入会申込みがあった。また、別の参加者が御坂層74号を一冊購入した。
バスハイキングでは毎年、バス車内に手袋、帽子、スパッツなどの忘れ物が多い。いまだに所有者の現れない忘れ物もある。今年こそは忘れ物のないようにと、解散時に口を酸っぱくして参加者に呼びかけた。参加者が降車した後、入念に車内を点検し、今年は大丈夫だと自信を持って打ち上げ会場に臨んだ。1時間ほどしてバスの運転手から電話があった。1号車の後部座席の隙間に、現金の入った財布の忘れ物があったと言う。なんか、止めを刺された心境だった。
(渡辺直樹)

 

2024年05月26日